アプリコット建築研究所のblog

京都府 長岡京の設計事務所です。構造・省エネ[高気密高断熱]・使い勝手のバランスを重視します。

カテゴリ: 建築設計

ようやく3月となり寒さが少しは和らぎましたが、一番寒い2月に、新築のお客様宅のお引き渡しと
北海道勉強会〜岐阜の勉強会と大変想い出に残る行事をこなしました。

京都市の高気密高断熱のお引き渡しが無事済みまして、
大変思い入れのあるお家となりました。

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世界最高水準を誇るパッシブ・ハウス認定も一時は視野に入れながらも
北海道発祥のパッシブ換気の考えも取り入れた工夫のあるお家です。
パッシブハウス認定における緻密な計算(太陽光の入り方、断熱の計算など)
は、本当に主観的ではなく数値に基づいた正確性があり是非学ぶべき
事柄と思います。

その感動も冷めやらぬ翌日より、今度はパッシブ換気の大合宿に
北海道へと行ってまいりました。北海道発祥のパッシブシステム研究会の勉強会です。

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換気を、機械を使わずに自然の空気の流れを利用するシステムです。
小樽に建つ実際の物件も見学させていただきました。極寒の吹雪?
の中のお家はふんわりと暖かかったのが大変感動的でした。

2月後半には、今度はパッシブ換気の本州バージョンと言いますか、
パッシブ技術研究会の岐阜の大合宿にも行ってまいりました。

岐阜市で7件ものお家を見学することができました。
こちらでは季節外れの暖かさとなってしまい、お施主様も半袖の方が
いらっしゃいました。
本州でのパッシブ換気のお家、それぞれに大変工夫のされた機械に頼らない
換気の様子が大変勉強になりました。

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上のお写真はパッシブ換気とは関係ありませんが道中の休憩時間に、
仲間の方に連れてきていただき、日本の貴重な三大大仏の一つを見ることができました。
仲間の方、ありがとうございました(^∇^)

夜の懇親会には岐阜の郷土料理をいただきお話も弾みました。

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最後に、解散後 以前お知り合いの京都の大学の教授に教えていただいていた
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」という図書館へ見学に行きました。
伊東豊雄さん設計で、こちらもデザインの美しさのみならず、自然エネルギーを
活用した(床下に冷温水を流し放射熱で冷暖房を行う)大変エコな
公共建物です。

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怒涛の2月でしたが、大変な良い想い出となり、いかに住宅建築に生かせるか
お客様に気持ちよい環境で住んでいただけるか、しっかり噛み砕いていきたいと
思っております。




来る2025年2月15日(土)~16日(日)京都市左京区下鴨にて、完成見学会を行います。
下鴨梁田町パース2023.01.18北
・省エネ等級7・Heat20 G3・Ua値0.21
・パッシブデザイン
・許容応力度計算耐震等級3、耐風等級2
・パッシブ換気とデマンド三種換気の組合せ
・太陽光+エネファーム、乾太くん、新しい試みの床下給湯チューブ断熱
・自然素材利用、雨水利用
・世界最高クラスの断熱と日射取得を誇る「佐藤の窓」採用

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・持続可能SDG’sに合っている住宅設備、可能な部分はできるだけ機械に頼らない

弊事務所ホームページ ( http://apricot-archi.com  ) Contact欄より上記の日の希望日時・住所・電話番号・メールアドレス・参加人数をいただきましたら折り返しご連絡をいたします。


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少し前ですが、京都下鴨の工事中のお家で気密測定を行いました。

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パッシブハウスクラスのお家で、一般的な気密測定の方法よりも厳格な方法で行っております。
減圧法と加圧法とそれぞれ50パスカルの圧力を掛け換気回数が0.6以下という方法です。

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今までの一般的なJISの方法よりも丁寧な、ISO(国際基準)の、気密測定前後の内外圧力差をそれぞれ3回ずつ(減圧・加圧法ともなので計3回)正圧・負圧で平均5パスカル以下の状態で行う(それ以上の差が出ると再測定になる)、という方法も取り入れました。

そしてC値換算で、減圧法0.10、加圧法0.09という素晴らしい数値が出ました。

これも一重に工務店さん、大工さん、各設備業者さんの日頃の研鑽や丁寧な施工のおかげです!

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来年の完成が大変楽しみですがもうひと踏ん張りです!


京都市左京区下鴨にて、環境にやさしい高気密高断熱住宅が誕生します。この構造・断熱見学会を行う事となりました。

・できるだけ少ないエネルギーで快適なお家、省エネ等級7 Heat20 G3、Ua値0.21 
・パッシブデザイン(綿密に太陽高度、近隣環境も計算に入れた)
・許容応力度計算 耐震等級3、耐風等級2、ながら開かれた空間を実現。
・パッシブ換気(建物が換気等そのもの、自然体)とデマンド三種換気(人の呼気も感知、最低限の換気)を組み合わせた。
・新しい試みの床下給湯チューブ暖房(設置費用低コスト)+家中に自然に暖気を回す。体に心地よく家中が暖かい
・自然素材(内外装)
・雨水利用
・太陽光+エネファーム、乾太くん、床下給湯チューブ断熱などのガスの良さを満喫。
・長く使える住宅設備(交換が少ない、可能な部分はできるだけ機械に頼らない)持続可能SDG‘sにあっている
・南庭にはウッドデッキ・家庭菜園・樹木予定
・世界最高クラスの断熱と日射取得を誇る「佐藤の窓」採用

アプリコット建築研究所の
http://www.apricot-archi.com
ホームージのコンタクト欄より、

11月9日(土曜日)15時〜
11月10日(日曜日)10時〜15時の間の
ご希望の日時
氏名
住所
電話番号
メールアドレス
参加人数をご記入いただきましたら
折り返しご連絡いたします。

混み具合によりまして日時のご希望に添えない場合がございます。締切の場合もご容赦ください。

#高気密高断熱
#パッシブハウスジャパン 
#パッシブ換気
#パッシブデザイン 
#佐藤の窓
#付加断熱
#許容応力度計算耐震等級3
#京都設計事務所
#大阪設計事務所
#家事動線
#女性建築家
#自然素材の家 
#現場見学会
#アプリコット建築研究所6F969DDA-66C0-44FC-B0B1-433373DA51AE
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和室の小上りについて

現在ではタタミのお部屋を設計することがかなり減ってしまいました。
でもたまにはタタミでゴロンとするのも味があって良いですよね。

今回は省スペースながらめいっぱい使える施工例をご紹介します。


1.プレーンな小上り、畳に座ってのスタディコーナー2Q2A5672



2.小上り部分、手前サイドからの引出し収納
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3.畳部分を上から外し使用頻度の少ない物の収納
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4.来客時ここに泊まっていただくのに、壁面に立て掛け収納されていた
けんどん式建具、これを持ち上げてリビングとの間の開口に
ストンとはめ込む。プライバシーが保たれます。
(ホールからの出入りはできます。)
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いつもお客様と色々な工夫のお打合せをするのが好きです。
高気密高断熱、高耐震も根底からの大事さがありますが
日々お客様と色々なアイデアを話し合うことも大切にしています。

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