アプリコット建築研究所のblog

京都府 長岡京の設計事務所です。構造・省エネ[高気密高断熱]・使い勝手のバランスを重視します。

アプリコット建築研究所のHPです。
https://www.apricot-archi.com/


京都市左京区下鴨にて、環境にやさしい高気密高断熱住宅が誕生します。この構造・断熱見学会を行う事となりました。

・できるだけ少ないエネルギーで快適なお家、省エネ等級7 Heat20 G3、Ua値0.21 
・パッシブデザイン(綿密に太陽高度、近隣環境も計算に入れた)
・許容応力度計算 耐震等級3、耐風等級2、ながら開かれた空間を実現。
・パッシブ換気(建物が換気等そのもの、自然体)とデマンド三種換気(人の呼気も感知、最低限の換気)を組み合わせた。
・新しい試みの床下給湯チューブ暖房(設置費用低コスト)+家中に自然に暖気を回す。体に心地よく家中が暖かい
・自然素材(内外装)
・雨水利用
・太陽光+エネファーム、乾太くん、床下給湯チューブ断熱などのガスの良さを満喫。
・長く使える住宅設備(交換が少ない、可能な部分はできるだけ機械に頼らない)持続可能SDG‘sにあっている
・南庭にはウッドデッキ・家庭菜園・樹木予定
・世界最高クラスの断熱と日射取得を誇る「佐藤の窓」採用

アプリコット建築研究所の
http://www.apricot-archi.com
ホームージのコンタクト欄より、

11月9日(土曜日)15時〜
11月10日(日曜日)10時〜15時の間の
ご希望の日時
氏名
住所
電話番号
メールアドレス
参加人数をご記入いただきましたら
折り返しご連絡いたします。

混み具合によりまして日時のご希望に添えない場合がございます。締切の場合もご容赦ください。

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和室の小上りについて

現在ではタタミのお部屋を設計することがかなり減ってしまいました。
でもたまにはタタミでゴロンとするのも味があって良いですよね。

今回は省スペースながらめいっぱい使える施工例をご紹介します。


1.プレーンな小上り、畳に座ってのスタディコーナー2Q2A5672



2.小上り部分、手前サイドからの引出し収納
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3.畳部分を上から外し使用頻度の少ない物の収納
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4.来客時ここに泊まっていただくのに、壁面に立て掛け収納されていた
けんどん式建具、これを持ち上げてリビングとの間の開口に
ストンとはめ込む。プライバシーが保たれます。
(ホールからの出入りはできます。)
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いつもお客様と色々な工夫のお打合せをするのが好きです。
高気密高断熱、高耐震も根底からの大事さがありますが
日々お客様と色々なアイデアを話し合うことも大切にしています。

 少し前のお話しですが、和歌山県まで「2025年改正建築基準法」の国が行う講習会へ行ってまいりました。本当は京都や大阪で行くつもりでしたが予定が合わず、少し足を伸ばして和歌山まで行ってまいりました。
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2025年4月からは全ての建物に省エネ基準や構造計算(または構造の仕様規定)に適合が義務付けられることとなりました。今までのような木造2階建ての住宅は断熱はどうでもいいや、構造の審査もないよ、ということは無くなります。省エネ基準適合は本来は2020年の予定だったのですが反対の圧力もあったそうで、ようやく適合されることになりました。
私も賛助会員として入会していますパッシブハウス・ジャパンの先輩方も大変ご尽力され法改正に至り、構造塾でも全ての建物に構造計算をとの動きをされ、正しい方向にいよいよ向かいます。

講義の前にせっかく和歌山市へ来たので和歌山城を横目に見ながら美味しいラーメンを食べに行きました。
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その後会場入りすると、何やら周りからこのような声が。「たまったもんじゃないよな。2025年の3月までに急いで確認申請をださねば。」「本当にこんなに面倒くさいこと困るよな。」
まあ、今までやっていた慣れた仕事が複雑になるのでしんどいと思うことはわかるような気もしますが、こんなに寒いお家を建てるのは先進国で日本くらいなもの、私たちプロがきちんとした暖かくて強い家を建てられなければ誰が建てるのでしょう?

その新しい基準もまだまだ物足りないくらいの基準で、気密の審査もないので、断熱材を増やしても冷暖気がスカスカに抜けると余計勿体無い。パッシブハウス・ジャパンの方々はその上を遥かに上を行くものを切磋琢磨してやり遂げている。私たちのところに来てくださるお客様は皆さん勉強されている方が多く良さもわかってくださるのですが、プロが率先してやらなければどうします?ということです。

今までの建物が大変寒く、弱く、空き家がどんどん増えていますし、今中古住宅やマンションを探されている方も最低1981年建築以降の新耐震基準の建物を購入されようとします。寒い家も弱い家も税金的にもかなり不利になっています。30年後でも恥ずかしくない、寒くない、暑くない、エネルギーを大切にする長持ちのするお家を建てていきたいです。

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